2018年のフレンズ・ホロラボ 会社的アレコレ
年末年始の帰省的アレコレがつつがなく終了いたしまして、明日からは本格的に仕事がはじまってきます。
個人的な振り返りなどはしっかりできたのですが、昨年からは株式会社システムフレンドの取締役、株式会社ホロラボのCo-founderとしても動くようになり、基本的にはスタンドプレイ、マルチパラサイトな感じが多いのですが会社の2018年のことも少しまとめて会社のことも考えているという事を世にアピールしつつ明日を迎えようと思います。
株式会社システムフレンド
ニックネーム「フレンズ」で上記が会社ロゴです。
正確に言うとぼくが勝手に作ったものですw
最近はかなり浸透してきて真面目にニックネームで呼んで頂けることも増えてきました。
システムフレンドがどんな会社なのかはちょうど社長の朝山さんが書かれたきちんとした記事があったのでそちらをぜひご覧ください。
特徴としては広島の会社であったり、最近では外国人が増えたというところでしょうか。
広島ではかなり面白い目立った会社という評価が得られてきているという話を聞いていて素晴らしいですね!
グローバル化については重点を置いていて、週一回の全社英語レッスンがあります(
ぼくはなかなか会社におらず参加できないのですが;;)。
言語力、テクニックは全体で向上していると思うので今年はグローバルなマインドを強化できればさらに面白いことになるんじゃないかなと思っています。
最近「広島ではイケている」というワードを聞くことが多いのですが、日本には47都道府県ありますから同じようにイケている会社は雑に言うとあと46あるという状態。
ぼくが東京に出てきたときに「ああ、今までは47分の1の世界しか見てなかったんだなぁ」と思ったのですが、日本全体/世界全体で今どんなポジションに自分たちがいるんだろうという視点を多くの人が持ちつつ、地元を楽しくするということになってゆくと本当にすごいことがおきるような気がします。それは今年なのかもしれない(笑)!
あと東京支社は東京と言いつつほとんど広島人なのでそこは広島ですw
東京や県外の人との関わりを増やせるといいなw
ぼくはとりあえず3月にはMicrosoft MVP Global Summit初参加でシアトルに行き、カルチャーショックを受けてきたいと思っています。
株式会社ホロラボ
ホロラボはこんな会社。
・通勤がない
— デコ・シ (@Ash_Yin) 2017年12月3日
・紙の書類がない
・訳の分からない伝統や文化がない
・コミュニケーションはSlack
・Twitter見てても怒られない
・新しい事がガンガンできる
・趣味でやってたものがそのまま仕事に
・入社するとHoloLensが支給される
#IT業界イイ現場オブザイヤー2017
これができるのは基本的に1人でも完結できるスキルの持ち主、勝手に日夜スキルを上げていく人たちが集まって、のびのびとした環境の中ゆるく協力し合っているからかなと思っています。
本当に彼らのやりとりを見ていると自分も勉強しないとって焦ってくるし、どんどん教えてもらいたいです!
そんな中で今年はやはりチームで価値を出すフォーメーション構築というのが大きなウェイトを持ってくるのでしょうね。
きっと今年も色々なニュースがここから飛び出すんじゃないかなって思っています。
ワクワクするなぁ。
というわけで、簡単ながら今年の会社的アレコレでした!
システムフレンド(東京)とホロラボの社員同士のコラボレーションも増えていて、最近ではボードゲーム部が発足、共有Slackにはboardgameチャンネルができています。
また休日には会社問わず子どもたちがホロラボオフィスに集まって遊ぶイベントもあります。
うちの娘もいろんな人にここで会えるのでたくさんの刺激を受けて社交的に育ってくれるといいなと思っています。
それではそれでは、Let's enjoy togeger this year!!
2017年まとめ:今年つくったもの
2017年をつくったもの視点でまとめてみます。
お仕事でつくったもの
仕事的に手掛けたものの構成比率は下記のようになりました。
結構Depth関係のものがまだまだ多くHoloLens一色という感じではないですね。
センサー系ではSDKを設計したり開発するお仕事もいくつかあり、センスが求められます(笑)
来年以降はもっとスマホARが増えていきそう。
HoloLens系で根幹になったのは空間シェアリング系でした。
昨年から今年にかけて趣味で作ってきた作ってきたHoloLensやKINECT, Google Tango間でひとつの空間をリアルタイム共有できるしくみはいろんなお仕事で使われました。
最新のアップデートとしてはARKit,ARCore対応がある程度できてきました。
プライベートでつくったもの
今年は勝手に産休期間中、育児の合間を縫って作ったものが多く短時間でサクッと作ったものが多かったです。HoloLensたのしい!
来年も楽しいものをたくさんつくりたいです!
どうぞ良いお年をお迎えください。
2017年まとめ:自由であるために考えたことやったこと
2017年を総括すると「わりかしストレスフリーで楽しく自由に生きれた一年だったなー」と言えると思います。
ここではそのためにこれまで必要だった考え方や、行ったことをまとめておきます。
あくまでぼく個人のケースです。
人生の目的を決める
でかいww
何のために生きるのか明確にすれば、それに資するものはやるし、無駄なものはやらない、という決定に影響します。
ぼくが生きる目的は、死ぬ瞬間にああ、楽しい人生だったな!と思いたい。かつその後残された人にあまり迷惑はかけたくない。
それだけです。
死というのは避けられないですし、いつくるかもわからない。
なので、5年後、10年後のために今死ぬほど苦労する、という思考は無いです。その状態はすでに死んでいると等価。
今と一歩先が楽しくなるために何ができるかを考え実行する、それを繰り返すだけです。
SNSのタイムラインを見返すと楽しくなってくる、そういう状態でありたいですね。
短期目標を決める
2017年の仕事面の目標は「楽しいことだけして生きる」。
これはかなり良くできました。70%くらいできたと思います。
現実世界と仮想世界のパラレルワールドを作るという夢を実現することを仕事できました。
自分が何が好きで何ができるかをきちんと口に出したりWebから見てもらえる状態にします。
できるけどやりたくないことについては「あーわかんないですね」と言うことも大事w
仕事はすべて価値の交換
会社との関係、顧客との関係、ビジネスはすべて価値の交換とみなします。
会社に属するメリットとしては、
- ベーシックインカムが得られる
- 事務処理など自分にとって面倒なことをアウトソースできる
に尽きると思っていますしメリットを感じます。
対して会社に対して自分は期待されたパフォーマンスを出すというメリットを提供する。
なのでその関係ができていればあとは「時間」という最も価値あるリソースを無用に束縛しない、というのが素敵な関係だと思っていますし、今そんな感じです。
もちろん誰もがこれをできるわけではありませんが、できる人はこういう考え方が理解される職場に魅力を感じることでしょう。
実際今年は有難いことに幾つかの会社さまよりうちこないかオファーを頂きましたが、お金はあっても今より自由が制限されそうだなと思うとう~んとなっていました。
顧客との関係、特に見積もりなども実作業時間ではなく価値の交換と考えます。
仮に1か月不眠不休で仕上げたが、それがお客さんのビジネスで100円しか生まないのであればその仕事は100円未満のプライスだし、1時間でできたがお客さんのビジネスで1億円を生むのであれば1億円近いプライスをつける。
すごく自然な考え方だと思っています。
こんなの日本じゃ理解されなくね?と思われるかもしれませんが、実は日本古来の伝統的な人月見積もりにもわりとフィットします。
この仕事は作業時間は1か月ですが、10人でやるほどの価値が御社にあります(そしてそれは技術的に僕ならできます)、となればそれは10人月になる。
そこから落としどころが相談できれば素敵なお客さん。
こういう説明がうまく通らないのであれば、ちょっとお付き合いを考えたほうが良いと思います。
おや?
思いのほかシュっとしたことを書いてしまったw
でもこの考え方を実践することでハイパーノマドができて、赤ちゃんと遊ぶ時間がたくさん作れました。
来年もこんな感じでがんばりたいです♪
こんにちは赤ちゃん vol.3 -誕生編-
いよいよ赤ちゃん爆誕カウントダウン!
その時の写真を見返しながら既に泣いていますw
前回までのお話はこちら
こんにちは赤ちゃん vol.2 -別居編- - つくるの大好き。
誕生3日前
入院当日はまだまだ先だろうということで、一旦ぼくの実家がある沿岸部まで戻り宿泊することにしました。
この時はしばらく戻れなくなるなど知る由もなく。
クルマには乗れなくなるけどまあ、とりあえずびーる。
そうしたら嫁氏からすこし出血があったという連絡が。
心配はないというようだったので、翌日病院に向かえば大丈夫かな、思いました。
でもfacebookの友人たちからこんな熱いメッセージが!
これに動かされて外は稀にみる豪雨でしたが、後悔したくなかったので最終列車でとにかく病院に駆け付けられる射程内まで移動することにしました。
皆さん心配してくれて本当にありがとうございました!!
緊急でないと病院には入れないので道中ホテルを予約したのですが、気が動転していたのか全く別のホテルを予約していてチェックインでああ、この寒い雨の中野宿か、、と絶望したものの特別に事情を考慮して泊めてくれた駅前のホテル様にも感謝しております。
誕生2日前
結局、この出血は緊急を要することではなくまた小康状態になりました。
でもこの経験からおいそれと下山することはできないなと思ったのでこの町に根城を作ることにしました。
これがなかなかどうして、快適だし集中もできる良いサテライトオフィス。
気分転換にマンガも読めるし、ごはんもデザートもあるよん。
すっかり気に入りました。
面会のために病院に入れるようになる午後まではここでリモートワーク。
午後からは病院へ。
ゲーミングPCとHoloLensが入ったリュックを背負った怪しい男が病院に登場w
誕生イブ
この日は、(というかこの後GW明けまで居候することに!)奥さんの実家に泊めていただき午後病院へ出社。
Wi-Fi完備なので作業が捗ります。病室でガチ開発が行われることは病院の想定外だったと思いますがなかなか良い環境でした。
看護師「だんなさんお仕事は?」
ぼく「えっと、いましてます。あまり会社に行かなくても大丈夫なんですよ」
看護師「へー(怪しい)」
こんな会話がなされ、明らかにナースステーションで不審者として話題となっていそうでしたが、この時作っていたのが赤ちゃん専用名前入りメリーアプリ「Welcome to our familly」。
ホログラフィックメリーを病室でもどこでも登場させれられるアプリケーションです。
誕生日!
この日も俺のオフィスからスタート。
ふと気づくと山奥の風は冷たいけれど春はもうそこまで来ていたのですね。
陣痛は来そうな雰囲気は無いし、今日も開発で終わるのだろうか。
そんなまったりとした午後、アイスクリームを売店で買ってきました。
「アイスかってきたよ~」
「陣痛、、はじまった、、」
「え!アイスは!?」
「!(それどころじゃない!という鋭い目)」
10分前まで涼しい顔だったのにこんなに急にやってくるのか、、本当にすぐ近くにいてよかった。。
もうそこからはジェットコースターでした。
分娩室に一緒に入り、手を握ったり、さすったり。
途中痛みを紛らわすために腕に噛みつかれてましたがそれで紛れるのなら構いませんでした。
そんな数時間があっという間でした。
少し難産になりましたが生まれました!!
意外なことにこの時は感極まって泣くひまなかったw
本当によかった。奥さんは偉業をなしとげたよ。
本当にお疲れさまでした。
はじめて抱っこした時の感覚はふわふわした綿菓子を抱っこするようなおっかなびっくりな感じでした。
こんにちは赤ちゃん。これからよろしくね。
実は嬉しいことばかりではなく、出産時に奥さんは多くの出血があり止血がうまくいかない状態でした。最悪の状況も考えなければならない状況。
しかししばらくしてなんとか出血は止まり、ほっと安心することができました。
こちらの回復があったためその後退院までは少し時間が必要でした。
これが2017年最大のハイライト。娘の誕生に至る物語です。
通常ですとこの後は通常の生活なり、通常の仕事に戻るわけですがこんなかわいい赤ちゃんと離れて暮らすとかあり得ますか?そんなの言語道断。あり得ませんね。
仕事なんていつでもできるけど、この子と過ごす最初の時間は二度と戻らないものです。
ここから1か月半に及ぶハイパーノマド生活が始まりました。
次回はなぜそれができたのか、どのようにそれをしていったのかを書こうと思います。
まだ終わらんw
こんにちは赤ちゃん vol.2 -別居編-
さて、年が明けて2017年がやってきました。
前回までのお話はこちら
2017年1月
明けましておめでとうございます!
年末年始は夫婦ともに実家のある広島で過ごします。
奥さんは昨年末までに保育士の仕事を退職し、ここからは広島の実家で出産に備えます。よって東京への帰りはぼくひとりとなり別居生活がスタート。
事前に食材をたくさん備蓄しておいてくれました。とても助かりました。
そしていよいよカウントダウンが2桁になってきました。
1月18日といえばHoloLensが日本で発売された日です。
そして同日、HoloLensを始めMixed Realityを活用する研究開発型スタートアップ「株式会社ホロラボ」が爆誕しました!
12月~1月ごろはこの会社設立のためのディスカッションや準備のためにチャットが24時間フル回転でしたね!
最高のメンバーでスタートしたホロラボは今年急拡大急加速。
最高の仲間は今はもっともっと増えてワクワクしかないですねw
2017年2月
別居中は、急な状況の変化がいつおこるともわからないので片耳を広島方面に向けつつ動きやすいうちにできることをどんどんすすめてゆきました。
HoloLensは大きな注目を集めるデバイスとなり、たくさんのイベントへの参加、たくさんの方々との新しい繋がりが生まれたのもこの頃。
突然目の前にやってきた未来をみんなで盛り上げてゆくこの感覚は素晴らしいものでした。
そんな合間にも2~3週間に1度のペースで広島行き、エクストリームフライトで東京のHoloLens系打ち合わせに滑り込むような感じ。
HoloLensフィーバー!
そしていよいよ出産レディ状態へ!
2017年3月
出産予定月に入りました!
状況としてはとても安定していたので、片耳と後ろ髪を広島に向けるくらいの気持ちでできるだけ今しかできないことやイベントへの関りをしていきました。
だってフィーバーの真っ最中なんだもん(笑)
そうこうするうちにあっという間にカウントダウンは1けたに。
やばい、もうこの子に恋してる。かわいいいいいいw
ここからぼくも軸を広島に移すことにして、新幹線で一路西へ。
出産というのはいつくるかわからないのでとにかく早くすぐ駆け付けられる場所まで近づきたいという気持ちが強かったですね。
幸い状況はとても安定していてまだ生まれそうな感じはしませんでした。
そしてゆったりとWi-FiとWindows98うちわ完備の病院に奥さんは入院して出産を待つことになりました。
ぼくもここからは勝手にノマド生活が始まります。
というのも広島も広く、会社があるのは沿岸部、病院は山間部。かなり距離があるので会社に行ってしまうといざというとき戻れない可能性があります。
会社に対しては育休を明確に取ってはいないのですが、会社に行く必要性をとことん排除することでどこまでリモートワークでも支障なくやってゆけるかのトライアルの開始でもありました。
というわけで今回はここまで。続くw
こんにちは赤ちゃん vol.1
いよいよ2017年も終わりが近づきましたね!
今年も大変お世話になりました。
普段ですとここで1年の仕事のことや個人の活動などをまとめてゆくところなのですが、今年は人生最大の変化とも言えるかもしれない、家族が増えるという体験をしました。
これをきちんと書き残さずに年は越せないな!
というわけで、ちょっと変則的ですが赤ちゃんタイムラインで出産にまつわる事柄を中心に振り返りをしてゆきます。
2016年9月
この頃からごく親しい人には赤ちゃんがやってきたことを言っていたかも。
すごく嬉しいことだから世界に向けてお伝えしたい気持ちを抑えるのは大変でしたねw
つわりや食生活の変化はほとんどといって無かったので言わなきゃ絶対わからない感じでした。
エコー写真ではひと型が見えて興奮しました。
口には出さないけれど、ジャンプには気持ちが表れていますね。
豊穣なる秋のお祭り MashupAwards 2016 Kickoff - つくるの大好き。
2016年10月
CEATECなどイベント盛りだくさんの秋。
ぼくも関わっているブースがあったり、TMCN界隈の人たちが大活躍していたりと特別な感じでした。
CEATEC JAPAN 2016 "LAVIE Smart Mirror" 展示 - つくるの大好き。
赤ちゃんのほうも順調にすくすくと大きくなっていました。
そんな折良いことは続くものでMicrosoft MVPの受賞も決まりました。
これから子育てに忙しくなっていくだろうけどきちんと活動してゆけるかな?という少しの不安も抱きつつ、無理することなく好きなことを可能な範囲でやってゆけばいいよね、という楽な気持ちで取り組むことにしました。
MVPアワードキットを手にして思ったこと - つくるの大好き。
2016年11月
HoloLensの日本展開が正式発表されたのがこの時期。
これは思いもよらないプレゼントでしたね!
日本でのHoloLens展開が発表されました - つくるの大好き。
安定期で動けるうちに夫婦2人での思い出を残しておきたく沖縄に旅行に行きました。
とはいえ、急な体調の変化があるかもしれないので普段は宿泊にお金をかけないのがモットーの我が家ですがゆったりとしたリゾートホテルに滞在することにしました!
いやー、リゾートホテルいいですね。楽しかった。少し裕福になったような気分が味わえましたw
観光で美ら海水族館に行ったりもしたのですが、たくさん歩くとやはり身重なので疲れたようです。
そこで翌日は予定を入れず一日ゆっくりとホテルで過ごしてもらったのがまた良かったようです。
ちなみにぼくはその日、国内最南端のxMCN、Okinawa MCNのイベントに行っていました。
沖縄にセンサー&デバイスコミュニティが誕生しました - つくるの大好き。
今度は3人で沖縄行きたいな。
2016年12月
年末!MashupAwardの部門や決勝で忙しい時期です。
真冬の代々木公園で飲み会に興じるパパたちをお許しくださいw
ところで我が家は”トツキトオカ”というアプリを使って妊娠期間の進み具合を確認していました。
日記を書いたり、応援のメッセージをパートナーに送ったりという機能があるのですがその辺りは割と早く使わなくなりましたw
その一方で、日々成長してゆく赤ちゃんキャラクターを見るのがとても楽しかったです。
リアルの赤ちゃん同様成長を逆転させることはできないので、豆粒のように小さなころの様子は後から見ることができません。
今お使いの方、これから使われる方はぜひこまめにスクショを撮っておくと後でまた楽しめますよ。
そしてこの時期、夫婦で両親学級に行ったのも良い思い出です。
両親学級では赤ちゃんの抱き方や、おむつの交換、お風呂の入れ方などを学べますし、おなかにウェイトをつけて妊婦の体の重さを体験もすることができます。
また、近所に住む人たちをグループにしてディスカッションさせることでコミュニティが形成されるようなヘルプもしてくれます。
ぼくはこの学級に参加して、思いのほか楽しかったし勉強になってよかったと思いました。
ただ、中には旦那さんが来れなくて一人で臨んでいる妊婦さんもおられたりしてそれはちょっと寂しそうだなと思いました。
もし行けるけどちょっと照れ臭いなどで参加をしり込みしている旦那さんがいらっしゃったらぜひ参加をお勧めします。
むむ、これは長編の予感。
まだ2017年に入れていないぞw
というわけで、刻んでいきます。次回につづく。
ありがとうKINECT!
HoloLensやImmersiveが華々しく活躍する裏で突然息を引き取った名機があります。
そうそれは紛れもなくKINECTです。
突然の生産終了の知らせ、余韻を感じるまでもなくあっという間に別れは来るものなのですね。
その後も忙しい日々を送るなかでちゃんと振り返ることができませんでしたが、紛れもなく人生を変えてくれたデバイスです。
KINECTはとても愛されたデバイスでした。
過日のことですが有志による「Kinectを偲ぶ会(葬儀告別式)」に参列しました。
KINECTを心より愛する仲間たちと素敵な思い出を語り合ったり、現役の機体で体まるごとコントローラーにして楽しむコンテンツを体験しつつ別れを惜しみました。
KINECTに初めて出会ったのは2010年末、ぼくの体をKINECTが認識しボーンが画面に表示されたとき稲妻のような衝撃が走りました。
こ、こんなデバイスがあるなんて!すごい!
そこからKINECTとの楽しい時間は始まり、それまで普通の業務システムを作っていた仕事もどんどんKINECTをつかったインタラクティブなコンテンツを作るものに変わってゆき転職していないのに事実上転職したような感じになりましたね。
そして会社にもKINECTを得意とした部署ができるまでになりました。
AIR SHODOU in Hiroshima MOCA "WIND" from yampuu on Vimeo.
本当にこれまでありがとう!楽しかった!
本当に感謝しかないですね。
引退の背景
さて、余韻に浸ってばかりもいられません。少し状況整理をしてみました。
まずMicrosoftにとってKINECTってどんな存在なの?というところ。
KINECTは成り立ちから言うとXBOXのコントローラーの一種であり、それ以上でもそれ以下でもありません。
ただとても面白いデバイスなので意図的と言われていますが一般開発者がハックしやすいようにガードがゆるくなっていてOpenNIを使ったKINECTハックが流行しました。
それを受けて純正のWindows用SDKが登場し、正式にWindows上で動くアプリケーションを一般開発者が開発できるようになりました。
ここからもわかるように、コントローラーなんだけどMicrosoftからのプレゼントとして一般開発者にも門扉が開かれたと受け止めるべきでしょう。
そして超雑ですが売り上げを計算してみました。
KINECTの出荷台数は正式に公開されていませんが、えいやっとV1が2500万台、V2が1000万台と仮定します。
Xbox 360のグローバルセールスが7,600万台を突破、Kinectは2,400万台に | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト
価格はV1=2.5万円、V2=2.2万円とします。XBOX同梱とか細かいことは棚にあげます。
するとV1売上=6250億円、V2売上=2200億円。合計8450億円となります。
Microsoftの年間売り上げをざくっと8兆円とし、2011-2017の6年間分とすると48兆円。
売上貢献度は50分の1以下なんですね。
価格の割に高性能なハードウェアは原価率高そうですし、XBOXに同梱するとXBOXが高くなって売りにくくなるとすると、KINECTを維持するにはそうとうな善意からの犠牲が必要そうだなという感じがします。
XBOX Oneへの標準添付がなくなった時点である意味今の状況は予測できたのかもしれませんね。
これから先のこと
KINECTはお星さまになりました。
でもそこで培われたテクノロジーは脈々とHoloLensや現役の製品やiPhone X(笑)に受け継がれています。
でもKINECTの最も価値あるところ、KINECTをKINECTたらしめているところってやはり高速、高精度なボディトラッキングだと思います。
これを真似できるセンサーは今後出ないような気がしています。
というのもこの認識性能の裏には莫大な人数を学習した機械学習データがあるからで、同じものを作ろうとしたらMicrosoft規模の会社でないと簡単にはできないでしょう。
ぼくがMicrosoftだったらその貴重な教師データをAzureのCognitiveServiceなどで提供することを考えます。
じき5Gが普及して高速低遅延なネットワークが使える状態になればDepth画像、またはステレオカラー画像をクラウドに送ってボディトラッキングデータが返されるようなサービスは現実性があるような気がしています。
HoloLensのような非力なデバイスでもボディトラッキングができるでしょう。
そうするとKINECTの魂はもっと広く長く人類に恩恵を与えるんじゃないかな。
そんなことをぼんやり思っています。
というわけで、重ね重ねKINECTありがとう!さようなら!
(現役の機体は後生大事に使います)