豊穣なる秋のお祭り MashupAwards 2016 Kickoff
引き続きこの秋のイベントレポートが続きます。
今年の目標は「アウトプットを溜め込まない」なのですがどうしても少し溜めちゃいます。
2016年9月18日はMashupAwards 2016(以下MA)のキックオフイベント。
テーマはずばりと「祭」です。
この巨大提灯。祭感ぱねえです。
このイベントでおなじみ「Julie Watai - ハイテク・ブーブークッション」の展示とライトニングトークをさせて頂きました。
今回展示したのはMFTでは誤って通報されたら大変だから、ということで出せなかったバックファイアーを備えたパーフェクト版。
ハイテク・ブーブークッション・フルバーニアンです。
※火は出ません。加湿器の蒸気です。
LTの方はつつがなく。結構笑っていただいてよかったです。
で?ビジネスモデルは?とか聞かれないのがMAの良いところ。
ってゆうか聞いとらんやないかw
LTも終わったのであとは飲み食いだ!祭りだ祭りだー!
ほかにどんな話があったかはこちらの公式ブログ記事にお譲りします!!
あとは暴れるだけ暴れて
サンダルももらえて最高でした。
以上、秋のお祭りのはじまりレポでした!(雑
レッドハッカソンひろしまとMashupAwardsとわたし
2016年8月27日と28日の2日間、広島でレッドハッカソン & MashupAwards2016広島予選が開催されました。
レッドハッカソンは広島県さん主催でシリーズ化されているハッカソン。
そしてMashupAwards(以下MA)は日本最大級の歴史ある開発コンテスト。老舗ですね。
今回ぼくはこのハッカソン開催の企画、運営、技術メンターをさせて頂きました。
このハッカソンのイベントレポートはMAさんから素晴らしいレポートが公開されていますのぜひご覧ください!
めっちゃ楽しかった!!
Twitterまとめ
MashupAwardsとわたし
MAとの出会いは今から5年前、2011年のMA7に作品を応募した時からです。
その作品は「AIR SHODOU」。
この年はKINECTがまだ目新しかったこともあり、KINECT作品の上位進出が目覚ましかったです。
この時 AIR SHODOU も予選進出をし、Adobe賞を獲得することができました。
KINECTはMA7の1年前くらいから触り始めていて、こんな面白いデバイスがあったのかと趣味として楽しく触っていましたものでした。あくまで趣味でしたね。
このMA7がきっかけにかなりAIR SHODOUは徐々に注目を浴びるようになり、TV出演などのお話も頂くようになりました。
書道なので正月番組特需もありましたね(笑)
(↑写真は自撮りです!)
このような露出からお仕事でKINECTアプリを開発してほしいという依頼も増え、趣味は仕事へ変わってゆきました。
好きなことが仕事になる、これはとても幸せなことだと実感しました。
東京大学さんとのリハビリシステム試作などは代表的なものでした。
KINECTの特徴を生かしたインタラクティブ・リハビリシステム | ソフトウェア開発の株式会社システムフレンド
このリハビリシステムの経験は会社に引き継がれ、なんとリハビリや医療系製品を開発する部署が社内にできてしましました(笑)
そしていまぼくは、R&D的に先行して技術を磨くためエンターテイメントや企業の研究開発支援的なことなど、楽しくて好きなことを優先的にやっています。
一部医療分野もやっていて、日本医療研究開発機構(AMED)からの委託事業として新しい医療デバイスを開発するチームで働いたりもしています。
これもチャレンジングでとても面白いプロジェクトです。
表情・音声・日常生活活動の定量化から精神症状の客観的評価をリアルタイムで届けるデバイスの開発
そんなわけで、思い返すとMAにトライしたことは原点なんです。
当時広島から東京へ転勤をし、特に知り合いもいない時期。
そんなアウェイすぎる環境で
「おしゃれな東京の人たちの前に出てプレゼンするなんておっかなくておっかなくておっかなくてとても無理だ」
と思っていましたが、勇気を出して飛び込んでみたことで状況は変わり、そこではじめて知り合った多くの人はいまも一緒に楽しいことをやっている仲間たちです。
広島予選開催へ
こんな体験から、広島から出ていって仲間を作り、そこで体験したことを地元広島へ伝え価値を還元できる人を増やしたい。
そんな思いを密かに持っていました。
それが昨年TMCNとしてMAのインタラクティブ・デザイン部門運営をさせていただいたところから、広島での予選開催をMA運営の伴野さんたちにご相談させていただくことができました。
また、広島ではHiroshimaMCN設立を通して地元のパワー感ある方とも繋がれ、広島県さんのハッカソン開催との目的共有もでき、今年の春先から頻繁にSkypeでミーティングを重ねてきました。
最初思っていたよりハッカソンを開くためには色々と決めなければならないこと、予算のこと、、いろんなことがあるんだなと足を突っ込んでみてから知りました(笑)
三次元の計算は好きだけどお金の計算が苦手なのできっちりとサポートをしてくださって本当に助かりました。
というわけでこの予選ハッカソン開催の時は、いよいよここまで来れたんだ と密かに満足感に浸っていました。
というわけで~!
MA2016はまだまだこれから。
広島予選で優勝された方たちは東京の予選に攻め込んでこられます。
こちらはハイテク・ブーブークッションで迎え撃ちたいと思っています(笑)
ハイテク・ブーブークッションの公式記事が出たぶう
幾つか非公式にお漏らししていた「Julie Watai - ハイテク・ブーブークッション」の情報ですが公式記事がfabcrossさんからリリースされました。
とっても面白いのでぜひご覧くださいね!
お漏らし記事一覧
Maker Faire Tokyo 2016 でJulie Watai - ハイテク・ブーブークッションを展示! - つくるの大好き。
Julie Watai - ハイテク・ブーブークッション | Hacklog by Mashup Awards
このプロジェクトは思えば今年のまだ寒い時期にはじめてJilieさんとお会いした時からスタート、ぼくはJulieさんに会いたい一心でフォトブックを買いそろえ、打ち合わせ終了後サインを頂きました。
なので頑張れました(お
開発は定期的に弊社会議室に集まって、アイディア出しと実際の制作を行いました。
これは光が当たっている感じ。
そしてこちらは黒い感じ。
黒開発ではまだまだお目見えしていない秘蔵オプションの開発をチラ見することができます。
これは危険すぎてMFTには出せなかったものです。
ハイテク・ブーブークッション、これからも展示予定、コンテストへの参加予定がありますので、まだまだぶいぶい言わせてゆきたいと思います。
岩崎学園 学園祭でARやVRの講演を行いました
今日は横浜 岩崎学園さんの学園祭にご招待いただきました。
この学園祭には毎年お邪魔していて、これまでもラボでセンサー&デバイスを並べてパビリオン化したりしました。
今回は学園祭のイベントの一つとして最新のITテクノロジーを紹介するセッションが設けられ、今後世界を変えていくであろう、いや今年くらいからもう変えてきているテクノロジーの中でARやVR技術の紹介をするパートを担当させてもらえることになりました。
もう一つのパートはロボットで、こちらはアイ・エム・ジェイすまのべの加茂さん、田野さんにお話頂きました。
こちらが会場、広い!そして奥深いw
フロントスクリーンだけでは見えないので会場後半用にもう一枚スクリーンが出ていますね。
これがなんと、満員になるという自分的緊急事態。あわわわわ。
そんな熱気溢れる会場で最初のパートであるコミュニケーションロボットについての講演が始まりました。
今市場に出てきているコミュニケーションロボットを特徴によってチャートに分類し、わかりやすく教えて頂きました。
うちの奥さんもわかりやすいって言ってました(笑)
あと田野さんのChoregrapheを使ったPepperのライブコーディングには身を乗り出して興味を示している学生さんも多くおられましたね!
続きまして、AR、VRのセッションです。
本セッションではVRの歴史から今後の展望、そしてARやらVRやらどう違うの?と知っているとちょっと頭がよさそうに思われるようなことを中心に構成しました。さらにMixed Reality、MRについても言及するかたちにしました。
ちょっと盛り込み過ぎで30分が意外とすぐで話足りなかったです(笑)
セッション資料を公開しましたのでこちらもよかったらご覧ください。
記念シータ!
壇上なう。 - Spherical Image - RICOH THETA
セッションのあとは体験時間。
KINECTコンテンツ「きゃらみらー」やすまのべさんが持ってきてくださったたくさんのロボットやVRコンテンツを学生たちが行列を作って体験していました。
というわけで、お招きくださった岩崎学園・情報科学専門学校さま、ロボットの話をしてくださったアイ・エム・ジェイすまのべさん、そして集まってくれた学生の皆さんありがとうございました。
またゆっくりテクノロジーの話をしたいですね!
あ、Pepperの発送も楽しかったですw
NVIDIA GPU搭載ノートPCでKINECT V2のパフォーマンスが極端に悪くなったときの対処法
初めて技術ブログ的な事を書きます。慣れないですねw
高性能ノートPCでKINECT V2が牛歩のようなパフォーマンスに(涙)
さて、NVIDIA GPU を搭載したノートPCでKINECT V2のパフォーマンスが極端に落ちる現象がありました。
ぼくが使っているPCはマウスコンピュータ製 GeForce® GTX™ 970M / インテル® HD グラフィックス 530 搭載のG-Tuneです。
そこそこ強力なゲーミングPCなのでバッテリーの持続性よりはパフォーマンスを重視したいのでWindowsの電源オプションを「高パフォーマンス」として圧倒的なスピードを出してゆきたいですよね。
ところがです、どんだけスムーズだろうと期待してKINECT V2を利用するアプリケーションを立ち上げると、、「おおおおお、遅い」
フレームレートが全く上がりません。
奇妙なことに電源オプションを「省電力」とするとフレームレートは回復します。
しかしCPUスピードが絞られるのでアプリケーションは結局スムーズに動きません。
この現象には、ノートPCの省電力化のためにテクノロジー「Optimus」が関わっているのではないかと思います。
Optimusは高パフォーマンスなNVIDIA GPUと低消費電力のCPUインテグレートのIntel GPUを自動で切り替えることでバッテリー持続時間を延ばしてくれるようですが、ここぞというときにIntelのGPUが使われてしまってPCが本領を発揮してくれないことも多々あります。
このGPU切り替えはNVIDIAコントロールパネルから行うことができます。
ただ、この設定だけではKINECT V2のパフォーマンスは上がりませんでした。
その原因は、KINECT V2アプリケーションは、根底のサービスプロセス「KinectService」と協調して動作しているからだと思います。
このKinectServiceをNVIDIA GPUで動作させない限りパフォーマンスは上がりません。
BIOS設定でNVIDA GPUの利用を強制する
PCを強制的にNVIDIA GPUで動作させるオプションがBIOSにありました。
[Advanced] - [Advanced Chipset Control] - [MSHYBRID or DISCRETE Switch]
この設定を [DISCRETE] とします。
以上でPCはOS起動時から強制的にNVIDIA GPUで動作するようになり、サービスプログラムである「KinectService」もハイパフォーマンスで動作するようになりました。
なお、GPU Switchというプログラムでも切り替えができるようです。
ただぼくの場合は切り替え後の挙動が不安定だったのでBIOS設定がおススメです。
なお、少し古いPCの場合はBIOSに設定がないものもあるようです。
おまけ:BIOS設定画面ってどうやって出すの?
Windows8以降BIOS画面を出すの大変ですよね?
もっのすごい高速にF1とか押す、、わけじゃなくてこうやります。
結構知らない人もいるかもと思い載せます。
OSはWindows 10 Pro build 1607 です。
[設定] - [更新とセキュリティ]
[回復] - [PCの起動をカスタマイズする] - [今すぐ再起動する]
[詳細オプション]
ここで[再起動]するとBIOS設定画面に自動的に入ります。
Maker Faire Tokyo 2016 でJulie Watai - ハイテク・ブーブークッションを展示!
2016年8月6日、7日はMaker Faire Tokyo 2016に出展しました。
昨年に続き2回目です。
今年はモノづくりメディア「fabcross」さん、そしてフォトグラファー、モノづくり女子としても有名なJulie Wataiさんと作っている「ハイテク・ブーブークッション」をfabcrossブースに展示します。
ハイテク・ブーブークッションについては近々fabcrossさんより記事がリリースされると思いますので楽しみにしてくださいね!
展示の様子
fabcrossブースはこような感じ。
楽しいモノづくりがテーマで、プリンをぷるぷるさせるマシンなどはマジ狂気を感じましたね!
さて、ハイテク・ブーブークッションの方はJulieさんもデコレーションを手伝ってくれてスタンバイOKです。
体験の様子はこんな感じです。
座る人皆さんが大笑いしたり失笑したり。
怒る人はいなかったので良かったです。
やっぱりさすがMFTに足を運ぶ皆さん、素直に楽しんでくれてよかったです!
子どもたちも嬉し恥ずかし喜んでくれましたね!
このハイテク・ブーブークッション制作については近々リリースされるfabcrossさんの記事に掲載があると思いますのでここではざっくりとした情報をお伝えするに留めますが、システム的にはかわいいクッションの皮を被ったハイテクの集合体です。
クッション内部のケツ圧検知デバイスはTMCN泉田さんのフルスクラッチ。
USB接続でセンシングデータをPCで受け取り、映像と音のコンテンツはTMCN松山さんによるTouchDesignerアプリケーション。
かわいい声はプロの声優さん、吉村加奈子さんがご協力くださいました。
おならの音はこちらから。こんな専門的なサイトがあるなんて知らなかったです。
商用もOK!
そしてこの作品は Mashup Awards 2016 に挑戦します。
トライする部門は「おばかアプリ部門」です!
このハイスキルなチームがハイテクの粋を集めて制作した「Julie Watai - ハイテク・ブーブークッション」。
ぜひ応援してくださいね!