Intel JOULEにWindows IoTをセットアップしてみた
一月ほど前になってしまったのですがIntelの新しい小型ボード「Joule」を貸して頂きました。
なかなか触る時間がなかったのですが少し余裕が出てきたのでOSインストールを行いました。
JouleはRaspberryPiほどのサイズでありながら、高速なプロセッサと拡張性を持ち、4K動画を扱ったりRealSense 3Dカメラを使うこともできるといいます。
Jouleで利用できるOSはLinux, Ubuntu, Windows10 IoT Coreなどがあり、恐らくUbuntuを選択する方が多いような気がするので、敢えてWindows10 IoT Coreをセットアップしてみたいと思います。
セットアップに必要なもの
キットに入っているものだけではセットアップをすることができません。
ぼくは下記のものを追加で購入しました。
- 電源アダプタ
- MicroHDMIケーブル
そのほかにも下記が必要です。
色々と必要なのでこれらを揃えるのに手間取るかもしれません。
はやる気持ちを抑えて、準備しましょう。
OSセットアップ
ここから先、WindowsIoTのセットアップについては少しハマったところもあったのですが、下記の素晴らしい記事をみつけその通りに行ったところうまくいきましたのでご参照ください。
Lチカしよう
Windows IoTのセットアップが終わり、ネットワーク接続設定も終われば下記手順でPC上のVisual Studioからプログラムをデプロイしたり、デバッグすることができます。
1.Windows 10 IoT Core Dashboardをセットアップ
ネットワーク上のIoTデバイスを検出したり管理するツールです。
下記よりダウンロードし、セットアップします。
https://developer.microsoft.com/ja-jp/windows/iot/Downloads
2.デバイスのIPアドレスを確認
IoT Dashboardを起動すると、ネットワーク内のIoTデバイスが自動検出されリスト表示されます。
デバイスのIPアドレスも確認することができます。IPアドレスは後ほどプログラムをデプロイする際に利用しました。
なお、リスト内のデバイスを右クリックし、デバイスの詳細設定などが可能なDevice Portalを開くこともできます。
(HoloLensで初めてDevice Portalを使ったのですが、IoTデバイスでもWindows PhoneでもDevice Portalを開けば色々なんとかなるというインターフェイスは統一されていていいな、と思いました。
3.VisualStudioでデバイス用プログラムを開発
開発環境の構築についてはこちらのガイドの通りに進めました。
Step3 および Step4を実施します。
Step 3 of 4 - Set up Visual Studio | Windows IoT
サンプルプロジェクトは下記よりダウンロードします。
https://github.com/ms-iot/samples/archive/develop.zip
また、ガイドの中にありますが、GPIOのピン番号は1とします。
4.デバイスへデプロイそして実行
このようにしてVisualStudioからx64指定、Device Portalで調べたIPアドレスのRemoteMachineへ向けて実行します。
これで成功するとめでたくLチカ完成です。
ちなみにVisual Studio側でブレークポイントを付ければきちんと止まってデバッグもできるのでとても開発しやすそうです。
さて、続いて本当にやりたかったこと、RealSenseの接続をしてみたいのですが、具体的な情報はComming Soonのようなので少し様子を見てみます。
何かご存知の方、ぜひ教えてください!