Unite2017 & "AR CAD Cloud" 展示
2017/5/8,9 はみんな大好きUnityの国内最大イベント「Unite 2017 Tokyo」が開催されました。
今回は参加者というポジションに加えて、展示エリアで3D CADデータが即座にHoloLensを介して目の前で立体として表示される「AR CAD Cloud」の展示ブース対応も行います。
Unite 2017 Tokyo
今年から東京国際フォーラムでの開催となりメインステージの大きさはすごいものがありました。スクリーンでっかーい!
そしてHoloLensの標準開発環境でもあるUnity。
昨年のUniteではまだHoloLens実機がなく、こじんまりとたまたまぼくが自分のPCにインストールしてた HoloLensエミュレーター展示に留まっていましたが、今年はどんどどーん!です!
↓昨年の様子
マイクロソフト エヴァンジェリスト 高橋忍さんの公式HoloLensセッションも大きな会場で満員でした。
HoloLensへの注目度はかなりものもだと感じました。
また会場にはちらほらとHoloLens首掛けスタイルで歩いている見知らぬ方々も。
まだまだHoloMagiciansでお会いしていない隠れホロレンジャーさんがたくさんおられるんだな。
Unite Party
unite2017tokyoparty.peatix.com
day1終了後の懇親パーティはMicrosoftスポンサードのHoloLensパーティ!
やっぱりパーティは楽しい!
しかもしかもHoloLensビール!!
ホロレンジャーはHoloLens首掛けスタイルで乾杯!
首掛けしてない人にはなんで首掛けしてないの?え!まだ持ってないの!?なぜ!!
みたいなノリ。ビールがこぼれることなんて気にしてる場合じゃないw
パーティの人混みにSpatial Mappingして人々の頭上でUnityちゃんを躍らせたりして遊びましたw
"AR CAD Cloud" セッションと展示
AR CAD Cloud(ARCC)は紹介セッションもありました。
開発を行っている我々ホロラボの中村薫さんと販売を行ってくださるSoftBank C&Sの遠藤さんが登壇。
ARCCを利用すれば、これまで3D CAD データを現実空間で可視化するために必要だった下記のような莫大なコストを限りなくゼロにすることができます。
- 3Dプリンターで出力する膨大な時間と材料費、プリント失敗のリスク
- クレイモデルを作成する膨大な費用
スライドもぜひご覧ください。
で、展示ブースはみんな大好きイリュージョンさんのお隣でテンションがあがりました!!
このブースでは第三者視点からHoloLensの映像を見ることができるSpectatorViewのセットアップもされ、体験者だけでなく付近を行きかう人もHoloLensの映像を見ることができるよう考慮されており、たくさんの方々にご体験いただけました。
その他、クロマキー合成でこんな素敵なポートレイトを撮影してくれるコーナーもあり、早速とってもらいfacebookをはじめ色んなところのプロフィール画像にしましたw
というわけで、今回のUnite、セッションを楽しんだのに加え展示ブースでの対応という立場でもとても楽しむことができました。
そして何よりもHoloLensの扱いが昨年とは隔世の感がありとても嬉しく思いました。
2017年4月のHoloな出来事まとめ
こんにちは。3月末に娘が生まれあっというまにもう6月、生活もかなり落ち着いてきましたのでまたブログを書いていこうと思います!
ウォーミングアップに4月もたくさんあったHoloLensにまつわる出来事、イベントをサクっと振り返っておこうと思います。
どれもアウトプットせずにおくことのできない素敵な体験でした。
4/14-16 MVP Community Connection
Microsoft MVP 受賞者限定のイベントに初めて参加しました。
メインは15,16日の2日間ですが、前日には前夜祭として品川でパーティが開催されました。
MVPの中ではぼくたちMixedRealityやVR、Unityの使い手たちはまだまだ少数派で知らない人も多いのですがやっぱりパーティーは楽しい!
飲んだ勢いでアメリカのMicrosoft 本社から来られたMVPのマネージャーさんたちにもぼくが開発したHoloアプリを体験いただけ、楽しまれていました。
翌日からのメインコンテンツは、アイディアソンやセッションの聴講。
もちろんNDA対象なHoloなセッションに参加ァ!
あとはMVP内でランキングが発表されるというイベントがあり、新米MVPの自分は関係ないだろとほへ~っと傍観していたらランクインされていてお茶吹きましたw
やっててよかったTMCN。
あとですね、頂いたMVPジャケット、まさにホロレンジャーのために作られたとしか思えないクールなデザイン。寒くなったらどんどん着よう。
また、特設ストアではこれまで日本では手に入れることができなかったMicrosoftオフィシャルベビー服を入手することができました!
この時ストアのスタッフさんとすっかり仲良くなり、なんと先日のde:code2017のストリーミング配信内では「ストアにベビー服を買いに来るHoloLensの人」として言及されていたそうですw
本イベントのTwitterまとめは下記となります。
こちらは集合写真!
Attendee Party集合写真@MVP Community Connection Day 1!! #MVPBuzz pic.twitter.com/3Cy23rvqXo
— MS JPN MVP Program (@JPN_MVP) 2017年4月16日
4/16 友人の結婚パーティにホロ着用で参加
MVP Community Connection終了後すぐに渋谷FabCafeで開かれる友人の結婚パーティに参加しました!
ものづくりをきっかけで知り合い結婚したお二人らしい素敵なパーティでした。
ぼくも特製HoloLensアプリを作ってお二人に見てもらいました。
もっとお金持ちならデバイスごとプレゼントできたのに!!w
特製アプリはこんな感じです。
ご結婚おめでとうございます!
これからも楽しみですね!
4/19 HoloLens大感謝祭
この日は日本でのHoloLens発売3か月を記念するイベントが開催されました。
その名も「HoloLens大感謝祭」!
でもなんとなく3カ月って中途半端な感じですよね。
実は、、、大きなサプライズが隠されていたのです。
どどん!!
なんとなんとKINECTやHoloLensの生みの親、これまで海外を含めイベントで登壇することは稀だったAlex Kipman氏が日本でのHoloLensコミュニティの盛り上がりを知りここ日本まで来てくれることになったのです!
それでこの日、日本マイクロソフトさんはぜひこの喜びをコミュニティのみんなと分かち合いたいという思いでこのイベントを企画してくれたのです。
これにはもう大興奮ですね!!
de:code行かないの?死ぬの?って感じ!
このイベントのレポートはCodeIQさんからリリースされています。
大人げなくHoloLensクイズにマジ参戦してTシャツもらえましたw
楽しかったなぁ。
というわけで、サクっとのつもりが結構長くなった4月のホロなできごとまとめでした!
HoloLens用 Managed Pluginの作り方
ご無沙汰しております。ご無沙汰の間に家族がひとり増えちゃいました☆
さて、HoloLensアプリのUnityプロジェクトにおいて、一部のソースコードを非公開にしたいと思い、ManagedのPluginを作ろうとしたのですが思いのほかハマってしまったので作り方をご紹介します。
サンプルプロジェクト
PluginをビルドするためのVisual StudioソリューションとHoloLens用Unityプロジェクトを含むシンプルなサンプルプロジェクトを公開しています。
こちらを参考にコードを追加するなどしてご活用下さい。
Pluginソリューション構成
Pluginをビルドするためにソリューションには4つのプロジェクトを用意しました。
- Shared
ソースコードを保持する共有プロジェクト。 - Package4UnityEditor
UnityEditorでの実行時に利用される.NET3.5をランタイムとするDLLのプロジェクト。ソースは実体を含めず1のものをリンクしている。
- Package4UWP
HoloLens実機(UWP)での実行時に利用されるUWP用DLLのプロジェクト。ソースは実体を含めず1のものをリンクしている。
- UWPUnitTest
3の動作確認のためのUnitTestプロジェクト。
UnityでHoloLensアプリを開発をする場合、UnityEditorでの実行環境とHoloLens実機での実行環境が大きく異なるためプラグインもそれぞれの環境で用いるものが必要です。
またハマリどころとしては、UnityEditor用PluginとUWP用Pluginは同じインターフェイスを持っていないとWindowsStore形式にビルドする際にエラーとなります。
また、これに関連しては後述するPlaceholderの設定が重要です。
共有ソース
#if NETFX_CORE を利用して実行環境に応じたコードがビルドされるようにします。
(これ可読性が悪いのでどうにかならないですかねw)
単純に”Hello”という文字を返すメソッドを用意しました。
UWP用コードでは無意味ですがサンプルとしてUnityEditorでは利用できないasync/awaitを使っていますw
このソースをPackage4UnityEditor, Package4UWPでビルドすることでそれぞれの環境用に同一のインターフェイスを持ったDLLをビルドすることができます。
動作テスト
プラグインの動作テストはHoloLens実機で行うとUnityからビルド、実機デプロイ、、と時間のかかる手順を何度も行うはめになりますし、デバッグ効率も悪くなります。
基本的な動作についてはUWP用UnitTestプロジェクトで確認をしておくととても幸せになれます。
Unity側構成
UnityEditor用DLLをPlugins配下に、HoloLens実機用DLLをPlugins/WSA配下に配置します。
DLLには下記の設定を行います。
[UnityEditor用DLL]
[HoloLens用DLL]
ここで重要なのがPlaceholderの設定です。
どうもWindowsStore形式へのビルドプロセス内ではDLLが持つインターフェイスのチェックを行っているようなのですが、そのチェックにはHoloLens用DLLではなくUnityEditor用DLLが用いられるようです。
そのインターフェイスチェックを行うDLLの指定がPlaceholderの設定となります。
この理由からUnityEditor用DLLとHoloLens用DLLは全く同じインターフェイスとなっている必要があります。
まとめ
HoloLens用 Managed Pluginの作り方は以上となります。
また、HoloLensのUWPまわりのコードの開発効率を上げる方法として、HoloLens実機にDLLをデプロイする前に、UWPのUnitTestプロジェクトでデバッグと動作確認を行っておくというTipsについてもご紹介しました。
世界に次元を追加しよう! - WebVR文化祭で講演しました
2017年1月14日は産業技術大学院大学で開催されたhtml5j-Web プラットフォーム部のスピンアウト企画「シン・Web VRとか文化祭」に参加し、展示や講演をさせて頂きました!
WebVRとか文化祭は秋のイベントでもHoloLensアプリの開発方法をさらっとご紹介させて頂きました。
satoshi-maemoto.hatenablog.com
まずは受付。これはVRではありません。
展示ブースではいちおうHoloLens Zoneとのことでしたが、まだ日本出荷が始まっておらぬという諸般事情によりKINECTをつかったきゃらみらーを放置展示。
とにかくブースで同じことを説明するのがあまり好きではないので放置展示が好きなのですw
なおHoloLensは気が向いたときに静態展示としました。
きゃらみらーは割とアート系のバックグランドをもつ方に人気でしたね。
セッション会場の方はこのように縦長い会場の後ろまで満員。
こちらで「ARもVRもMRもまとめてドーン」というお話をさせて頂きました。
マルチデバイスというワードを出していますが、例えばよくあるようなアプリを一度書けばiOSでもAndroidでもWebでも使えますよ、という種類の話ではなく、マルチデバイスで共通の世界・座標系を定義し、共通の世界観の元様々なデバイスが協調して動作するにはどうすればよいのか、ということのさわりの部分をお話しました。
これにより現実世界に別次元を追加してパラレルワールドを構築することができます。
こちらのツイートで綺麗にまとめてくださっています。
デバイスが世界の中心ではなく世界を構築する物差しを作ることで複数のデバイスで同じ世界を覗く窓として機能させることができる。これってSAOの最新の映画でやろうとしてる事と同じことが出来るようになるって事か #html5jplat
— うぃじうぃっぐ (@WYS_) 2017年1月14日
スライドはこちら。
実際にこれはKINECTとHoloLensを使って一部実現できてきています。
これをもっと広いエリアへグルーバルに広げて行ければ良いなと思っています。
ご清聴頂いた皆様、ありがとうございました。
その後も数々のセッションを楽しんだり、展示会場でネットワークが広がったりと楽しい一日となりました。
また、オフィシャルイベントレポートがCodeIQさんからリリースされているのでこちらもぜひ!
株式会社ホロラボが先月爆誕
しばらくブログを書けていませんでした。今年初投稿です。
実は先月、HoloLensの日本発売に合わせてHoloLensの研究開発を軸としたスタートアップ、「株式会社ホロラボ」が誕生しました。
facebookページ https://www.facebook.com/HoloLabInc/
このホロラボ、今有難いことに多くのお問い合わせを頂いておりバタバタとしていてブログが書けていませんでした。
このホロラボはKINECT好きをルーツにもつ飲み会コミュニティTMCNから生まれた企業で、創業者の過半数はMicrosoft MVPを受賞しています。
大写真撮影会
会社設立は結構急に思い立ってという感じで、HoloLensの日本発売日に間に合わせたいということで会社の登記、Webサイトのデザイン、構築、名刺作成と目まぐるしい作業が昼夜乱れ飛んだチャット上で進行。
朝目覚めると恐ろしい量の未読メッセージが届いているという祭り状態でしたねw
また、メンバーの写真については「集合写真家 武市真拓」さんに多大なるご協力を頂きました。
撮影スタジオとなったのはYahoo! JAPANさんの新しいコワーキングスペース「LODGE」。とても綺麗な環境でプロの方に撮っていていただいくとはんぱないクオリティですね!
<撮影シーン>
<仕上がり>
なお、この大撮影会の裏というかすみません表ではLODGE新年会が行われており、そこでLTもさせて頂きました。
この時点ではまだ何のための撮影会かは伏せた状態でした。
爆誕時の反応
様々なメディアに取り上げていただきありがとうございました。
田舎の親族一同に自慢したい。
それでは、ぜひぜひ今後ともホロラボをよろしくおねがいします。
2016まとめ: 広島東京Mix計画 #ma_2016
今広島の実家に帰って食べて飲んで寝るデブスパイラルの合間にブログ書いてます。
昨年は一昨年から少しずつ進めていた広島東京Mix計画がかなり進展できました。
一昨年はTMCNの兄弟コミュニティHMCN(Hiroshima MotionControl Network)の立ち上げを全力で支援して勢いよく爆誕しましたねw
その後のHMCNは地元リーダー不在な感じがしててちょっとそこにはぼく的に昔から感じている内弁慶でシャイな県民性かなと思いつつ、まずカタチができたということで今後にとっても期待しています!
「楽しい駆動」になれば勝手に自転してゆくのかなと思いますが、それはそれで地域のカラーが出れば面白いなって思っています。
そして昨年、広島県さんMashupAwardsさんと意気投合(?)してMashupAwards2016の広島予選という位置づけでレッドハッカソンひろしまの企画・運営を支援させていただきました。
satoshi-maemoto.hatenablog.com
そしてこのハッカソン優勝チームはMashupAwardsでも「スポーツイベントの思い出アプリ」という作品で見事PayPal賞を受賞し、東京の予選、そして最終決戦の会場にもやってきました!
本当におめでとうございます!
何よりぼく的に感慨深かったのは最後の懇親会。
会場は品川の日本マイクロソフト本社。
誰がここにカープのユニフォームを着た赤い勇士たちがやってくることを想像しえたであろうか。
広島の隠れた素敵開発者を東京のスポットライトに、という今年の目標がかなった瞬間でした。
本当に来てくださってありがとうございました!
広島と東京という都市を考えるときに広島の特色としては新幹線でも飛行機でも遠い、というのと経済的にそこそこの規模の街なので無理に外に出なくても一生そこでやってゆける可能性がある、というのが良い意味でも悪い意味でもガラパゴス化を生んでいるような気がしています。
ただぼくは東京に出てきたとき、自分が今まで見てきた世界は日本という国の47分の1に過ぎなかったんだなっていうことをすぐに肌で感じることができました。
そして東京の割と"意識高い"ほうの人たちは世界の数百ある国々の中の1つに過ぎない存在なんだっていう感覚で動いていることも知りました。
その目線で故郷を見るといろいろなものが見えてきます。
この感覚を知ってもらうために、まず一回外に出て空気を感じてもらうことを支援する何かができればなと思っており、同じような目的を持つ方々のご支援でそれを現実に目の当たりにできたことを大変感謝しています。
2017年も引き続きこういった面でもがんばりたいです!
2016まとめ:今年はパラレルワールドを作りたくなった
いきなり頭おかしんじゃね系タイトルですみません。
正真正銘今年の振り返りですw
2016年を振り返るときに、これまで手がけてきたことが繋がって本当にパラレルワールドを作れる条件が揃って実現できるようになったんです。
そしてこれが結局ぼくが厨二どころか子どものころからやりたかったことだったんだな、という事がクリアになってきました。
パラレルワールド(parallel world)とは、ある世界(時空)から分岐し、それに並行して存在する別の世界(時空)を指す。 並行世界、並行宇宙、並行時空ともいう。 「異世界(異界)」、「魔界」、「四次元世界」などとは違い、パラレルワールドは我々の宇宙と同一の次元を持つ。
とのこと。
生まれながらの世界作りたい厨
ぼくは小学生の時鉄道模型(Nゲージ)にハマり、押入れをひとつ貰ってそこを改造しレイアウト作成に精を出していました。
それは小さいけども新しい平行世界を作り、そこを覗いてみたいという思いがあったようです。
下の写真はまだ押入れ改造に着手する前ですが畳すれすれの目線から列車を覗くのが大好きでしたw
時は経ってプログラミングを覚え、オブジェクト指向を使い学び始めるとどうしてもDogとかCatじゃなくてWorldクラスから作り始めてしまう。
これは生粋の世界作りたい厨ですね。
2016年は空間のスキャンをはじめた
これは今年のお仕事なのですが、複数台のKINECTで一つの対象物をリアルタイムトラッキングするということをやりました。
ここで編み出したのが世界を作るのに重要な下記のしくみです。
- センサーの現実空間上での絶対位置と注視方向を求めるしくみ
- 複数センサー固有の座標系を単一の基準座標系に変換し統合するしくみ
複数センサーの協調を行いにあたって重要なのはそれぞれのセンサーが物理的にどの位置にあり、どちらを向いているか、ということが正確にわかっていることです。
しかしこの現実世界で設置位置XYZを正確に固定するには位置関係の変わらない強固なスタンドなどを用意する必要があります。
まあそれはなかなか難しいし柔軟性がないので開発したのがセンサーが自分が見ている映像から自分の空間上の位置、注視方向を逆計算するしくみです。
さらにセンサーはそれぞれが原点Oとなってそれぞれの座標系で世界を見つめています。
これを世界の中心Oを中心とした基準座標系を定義し、各センサーの絶対位置を元にそれぞれのセンサー世界の座標を世界座標へ変換することよりひとつの世界を定義することができます。
ここで大きいのがこれまで世界の中心だったセンサーやデバイスが、ひとつの世界を覗く覗き窓に役割を買えたという事です。
HoloLensをはじめ様々デバイスで世界を覗く
今年の大変大きな出来事、それはHoloLensのデビューです。
このデバイスは空間認識をするので自分の位置、注視方向をリアルタイムに取得することができます。
ということは基準座標系への変換を仕込めば簡単にひとつの世界を覗く覗き窓になることができます。
ということでできたのがKINECTとHoloLensの連携です。
世界の中心と座標系を共有することでひとつの世界でぼくの体がトラッキングされています。
この連携は簡単に他のデバイスに広げることができるので、HTC VIVE, Oculus Rift, Tango, 精度は落ちそうだけど普通のスマホ、、全部を世界の覗き窓にできるなと思っています。
来年に向けて
今はセンサーがあるエリアでの狭いひとつの世界ですが、GPSと連動して世界通しのグローバル連携をすると本当に現実世界の裏に広がる広大な裏世界「パラレルワールド(厨二的口調で読んでください)」を作れます。
何気ない日常を裏世界への覗き窓デバイスで覗くと全く同じスケールで仮想世界がそこに広がっているわけです。うっひょう!
と、ここまできたところでこれって精度の良いポケGOじゃね?
って思ったんですけど自分で作るのが夢だし、三つ子の魂百までと言いますからきっとライフワーク的にこういうことをやっていくのだと思います。
今年はそれが現実にできるという環境や機材が手に入るようになった、というのが非常にセンセーショナルでした。
来年はどんどんこういうことやっていくぞ!
という意気込みの元今年のまとめのひとつとさせて頂きます。
皆様どうぞ良いお年をお迎えください。